シグモイド関数(ロジスティック関数)の理解度の整理を目的に、 2種の薬(X1, X2)投与による効果予測(解消 or not)を ロジスティック回帰による二項分類で行います。
今回は、シグモイド関数を使用した予測関数の作成と、 最尤推定による誤差関数の作成までを行います。
シグモイド関数を使用した予測関数
先程の左上図における境界関数を一次式で次のように設定します。
次に、この f(X1, X2) による効果のある確率をシグモイド関数を使って表します。
これを予測関数とします。
最尤推定の為の誤差関数 - STEP ½
次に、誤差関数を考えますが、 まず、(X1, X2)で与えられるデータは、N個あるとし、 n番目のデータを(X1n,X2n)と表すことにします。
また、n番目のデータで、効果があった or not を、 それぞれ、tn = 1, 0 としたとき、それぞれの確率は次のように表せます。
また、上記2式は、次のように統合できます。
ここで、N個全てを正解する確率は、
のような総積である為、一旦?、誤差関数は次のようになる。
最尤推定の為の誤差関数 - STEP 2/2
が、先程、作成した誤差関数は掛け算を多く含み、計算効率が悪い為
、 、
を使って変形します。
上記が最終的な誤差関数。